満足のいくリノベーションにするために、予算内で出来るかどうかは重要です。だからと言って予算内に収めるために、妥協することばかりで理想通りにならなければ、リノベーションは満足がいくものにはなりません。リノベーション費用を出来るだけ抑えつつ、理想を叶えるという、バランスの良いリノベーションを行うためには実は、事前準備がカギを握ります。
リフォーム会社に依頼して、打ち合わせや見積を出してもらう前にどんな準備をしておけばリノベーション費用を抑えることに繋がるのか、事前にすべき理由と具体的にどんな準備が効果的なのかをご紹介したいと思います。
1. 打ち合わせ前の準備がリノベ費用を抑えるのに重要なのはナゼ?
打ち合わせよりも前に、準備することがナゼ費用を抑えることに繋がるのでしょうか?リノベーションの費用を予算内に抑えるうえで事前準備が大事な理由をご説明したいと思います。
■見積り金額を削ると妥協と感じやすく後悔する!
リノベーションは相場が分からないから、とりあえず打ち合わせをしてプランを出してもらってから、費用のことを考えようという方がいらっしゃいます。見積り金額が出てから、値引きしてもらったり、プランを調整して金額を削ったりして、払えそうな金額までに抑えることは出来ますが、プランは『欲しい』を詰め込んだものになるため、予想以上に見積り金額が高くなってしまうケースが一般的です。その場合は費用を削ることで理想の家のプランを妥協することが多くなってしまいます。金額にこだわりだすと、性能、使い勝手などに影響して、中途半端なお金をかけて暮らしにくい家にリノベーションしてしまうことになってしまうかもしれません。
また、見積りを出してもらう時には、プランがある程度決まっているため、金額を削るにも限界があります。大幅に金額を下げるためには、プランを大きく変えなければいけなくなり、打ち合わせの期間も延びてしまいます。しかも、初めのベストとも思えるプランを見ているだけに、金額のせいで妥協してしまったと感じ、後悔する方は少なくありません。
そのため、見積りが出る前、プランを決める前に、リノベーションにかけられる予算や、生活していく中で、メンテナンスやリフォーム、光熱費などを含めた月々、家にかけられるお金を事前に把握しておくことが大事です。
■計画に余裕があれば冷静な判断が出来る
リノベーションの打ち合わせには時間がかかります。中には、その期間中に物価が高騰して、材料費が高くなってしまうことが分かり、予算を抑えるためにいつまでに決めなければいけないと、判断を急がなければいけない場合があります。また、悪徳業者の中には、今すぐ契約して工事しなければ材料費が高くなると不安にならせて、わざと急がせる業者もいます。
そんな時に、とにかく安くできた方が良いと、プランをしっかり考えることなく慌てて契約を結んでしまって後悔が残ったという方は少なくありません。しっかり調べると、金額を抑える方法はいくつかあったり、材料費が上がるのは一部だったりして、実はリノベ費用には影響がなかったというケースもあります。中には、やっぱり納得できないので、追加で工事を依頼してしまい、結果高くついてしまったという方もいらっしゃいます。
状況が変わっても慌てて判断しないためには、事前の準備で、心に余裕があり、冷静に判断できることが大切です。慌てなければ、悪徳業者を見分けることも出来ます。
2. リノベ費用を抑える前に打ち合わせ前にしておくべきこと
リノベ会社に依頼して打ち合わせをする前に準備しておくことが、費用を抑えるうえで重要なのはわかりましたが、具体的にどんなことをしておくと良いのでしょうか?すぐにとりかかることが出来る分野をご紹介したいと思います。
■優先順位を決めて費用を把握しておく
プラン決めに対しても、予算内に抑えることに対しても、理想の家にリノベーションするうえでの自分の優先順位を決めておくことは重要です。譲れないこと、こだわりたい部分が分かっていれば、費用をかけるべき部分が明確になり、妥協したリノベーションをすることを防げます。
また、優先順位を決めたうえで、それぞれの工事にかかる、ある程度の費用も調査しておきましょう。相場が分かっていれば、優先順位を見直したり、適正な見積りかを判断したりするうえで役立ちます。地域によって工事費が違ったり、依頼する会社によってプランや設計デザイン費用がかかったりすることもあるので、相場を調べる時は、リノベーションをする家がある地域や近隣の会社の相場を確認することが重要です。
さらに、リノベーション後に買いたい家具の費用も出して予算に入れておきましょう。どんな家具が必要か、どれぐらいの費用か分かっていると、家具ではなく収納を作って家具にあてていた予算をリノベーションに充てることが出来たり、反対に部屋を作り込まず、家具を自由にレイアウトする方がリノベ費用を抑えつつ理想の家にすることが出来ると判断できたり、選択肢が広がるので便利です。
リノベーションでは、プランも費用も迷うことが多いのは当たり前です。打ち合わせの回数が増える度に、進んでいるのか、後退しているのか分からなくなってしまうほど、何が正しいのか分からなくなってしまう方も少なくありません。そのため、自分なりの判断基準となる優先順位を持っていることは打ち合わせ時に役立ちます。金額かプランか、どちらかを取らなければいけない時でも冷静に判断することができて、後々あっちを選んでいた方が良かったのではないかと不安にならず、後悔を防げます。
■補助金制度を確認しておく
お得にリノベーションを行ううえで欠かせないのが、国や市区町村が行っている補助金や助成金制度を活用することです。
現在も、断熱・省エネ目的のリフォームやリノベーションに対して、下記の補助や助成制度があります。
・みらいエコ住宅2026事業
・先進的窓リノベ事業
・断熱リフォーム支援事業
・給湯省エネ事業
・介護・バリアフリーリフォーム補助金
他にも、地方自治体で取り組んでいるものもあります。補助金・助成金制度の中には、期間限定のものや申し込みに期限があるものも多いので、制度を活用するためには、申し込み期限を把握したうえで、逆算していつから打ち合わせを進め、いつまでに決めて工事に入る必要があるのかも確認しておきましょう。
また、中にはリノベーション・リフォーム会社が登録をしていなければ、申し込みが出来ない制度もあります。事前に登録して手続きが行える会社なのかを確認して依頼しなければ、活用できない場合もあるので注意が必要です。
さらに、リノベーションに直接関わる補助金や助成金制度以外にも、節電やエコ性能がある家電に新調したり、住み替えや引っ越したりするうえで補助金を出してくれる地域もあります。リノベーションのタイミングで関係することも多いので、細かくチェックしておくなら、タイミングを合わせて、もっとお得に活用することが出来るかもしれません。
3. まとめ
リノベ費用を抑えるための努力は、見積りが出てからではなく、プランの打ち合わせ前、リフォーム会社に依頼する前から行うことが重要です。事前に準備し予算を立てておけば、選択肢も広がるうえに、冷静に判断できるので、適正な価格で妥協することなくリノベーションが行えます。事前に理想の家にするうえでの優先順位を決め、それぞれの工事の相場も確認しておきましょう。また、補助金や助成金制度を確認して、活用することもリノベ費用を抑え、お得に工事が行ううえで役立ちます。
満足のいくリノベーションをするために、お気に入りのプランを予算内で行えるように、しっかり準備しておきましょう!

