暑い日が続く中、家の中は快適に涼しく過ごしたいと思う一方で、天気の良さが嬉しいこともあります。それは、太陽光を資源にして電気を作ることが出来る、、太陽光発電システムを導入しているお宅です。最近は、災害時に停電することも多く、資源としても注目されています。
夏の日差しを資源に代えて使う、ソーラーパネルを自宅に設置するリフォームの際には、どんな点を確認する必要があるでしょうか?また、マンションなどの集合住宅でも設置は可能なのでしょうか?

1.我が家で電力を賄ってお得に生活!

省エネで、環境にも優しいというイメージのある太陽光発電ですが、どんな家にも設置できるのでしょうか?

リフォーム会社に導入を依頼!

ソーラーパネルの設置を検討するにあたって、電力を生むから電力会社に依頼するべきなのか、それともパネルを販売しているメーカーなのか?とどこに依頼すべきかが分からないという方も少なくありません。依頼できるところはいくつかありますが、電気だけでなく、家全体が関係するのでリフォーム会社に依頼するのがおススメです。

屋根にソーラーパネルを乗せることで重みがかかるので、家の耐震などにも影響してきます。耐震診断も出来るようなリフォーム会社が最適です。また、メーカーに直接依頼するのと違い、リフォーム会社であれば、いくつかのメーカーを比較することがひとつの窓口で行えるというメリットもあります。単純に電気工事だけが必要なわけではないので家のことを考えるなら、リフォームのプロにお願いすることが安心です。

屋根の種類や地域性を確認して導入を検討しよう!

ソーラーパネルを設置したいと思っても、今の家に設置できるかどうか、またパネルのサイズや種類は、屋根の種類や形状などによって異なります。まず、ソーラーパネルを設置できる屋根の広さには、約20~30㎡の広さが必要です。また、効率よく太陽光を発電できる角度として、約30度の勾配の屋根が適していると言われています。
しかし、屋根に設置できる面積や適した勾配があっても、そこに太陽光が当たらなければ意味がありません。太陽光があたる方角の屋根に設置スペースがあるか、近隣の建物によって陽が遮られていないか、地域によって充分な高さが確保できているかの確認が必要です。自らや屋根に登って計測するのは危険ですし、知識も必要なのでリフォーム会社に依頼して調査してもらいましょう。

補助金が活用できればさらにお得に!

現在、国からの補助金制度はありませんが、お住まいの地域によっては、家庭での太陽光発電の設置により、補助金が出るところもあるので、確認してさらにお得にリフォームしましょう。

以前は板橋区でも、住宅用新エネ・省エネ機器の普及のために、設置する家庭の経費を一部補助する取組みがありましたが、残念ながら令和2年度をもって終了してしまいました。

2.集合住宅にソーラーパネルの設置は可能?

マンションなどの集合住宅にお住まいの方も、太陽光発電を活用したいと思われるかもしれません。集合住宅の場合は、設置することは可能なのでしょうか?

集合住宅の個人設置は難しい!?

持家のマンションにお住まいの方の場合、ソーラーパネルを設置する場所を考える必要があります。屋上は、自分だけの持ち物とはならないため設置することが出来ません。

バルコニーであれば、と考える方もいらっしゃいますが注意が必要です。自分の家のバルコニーとはいえ、バルコニーは共用部分として扱われています。避難時の通路としても使われるので、倉庫などを置く事も規約上許されていないマンションがほとんどです。設置工事で穴を開けることも躯体部分となるので、一般的には出来ません。そのため、基本的には個人でソーラーパネルを設置することは難しいと言えます。

アウトドアなどで活用できる、小型のソーラーパネル付き発電機を簡易的に置いておくことは出来るかもしれませんが、工事が伴うような大きなパネルや、家の電気を賄えるようなタイプの設置は出来ないことが一般的です。

個人で、新設することは難しいですが、最近はマンションに初めからソーラーパネルを設置しており、一部の電気を賄ってくれる物件もあるので、マンションを探す際に、ソーラーパネル付き物件を条件にするのもひとつの方法です。

マンション・アパートオーナーなら導入で管理費削減!?

集合住宅に個人的に設置することは難しいですが、マンションやアパートオーナーであれば、導入が可能です。最近は、マンションの屋根に太陽光発電を設置して、共用部分の電気を賄っているオーナーもいます。

戸建ての屋根に比べ、面積が広い屋上を備えたマンションは多く、しかも使われていないため、ソーラーパネルを設置し発電することで有効活用できます。太陽光発電により、家賃収入以外にも、電力会社への電売による収入を得ることが出来ているオーナーが増えてきています。また、全世帯を賄えないとしても、エレベーターや廊下やエントランスの照明といった共用部分の電力を賄うことで、管理費の削減になるのでお得です。省エネマンションというイメージも物件の人気に繋がり、入居率があがった物件もあります。

3. まとめ

省エネや災害時の資源として注目されている太陽光発電システムを個人のお宅でも導入する方が増えています。設置スペースが確保できないマンションでは個人家庭の設置は難しいかもしれませんが、戸建てであれば設置が出来るかもしれません。リフォーム会社に依頼して、適した屋根の形状か、構造的に問題ないかを確認してみましょう。また、お住まいの地域の補助金制度を活用してさらにお得に設置することや、マンションのオーナーであれば、自宅だけでなくマンションにもソーラーパネルを設置することを検討できるかもしれません。

暑い日差しが家計を助ける資源になるかもしれません!我が家の屋根に設置できるか確認してみてはいかがでしょうか?

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