板橋区内の築古のマンションや戸建ての中古物件では、少なくともひと部屋は和室になっていることが多いため、住宅の洋式化に合わせて和室を洋室にリフォームするケースが増えています。客間として使われていた和室を無くして、広々としたリビングにしたり、将来、ベッドや椅子での生活を見込んで、また車椅子移動にも対応できるバリアフリー化を想定して洋室へのリフォームを考えたりしておられる方も少なくありません。

そこで、今回は和室から洋室にリフォームする流れと、リフォームに失敗しないための注意点をご紹介したいと思います。

1. 和室を洋室にリフォームする時のスケジュール

和室から洋室にするリフォームは、リフォーム会社に依頼して工事完了までは、約3週間~1.5カ月かかるのが目安です。依頼から工事完了まで、どのような流れで進むのか、ご説明したいと思います。

■リフォーム会社への依頼・現地調査・プラン決め(約1~2週間)

1.リフォーム会社へ依頼・現地調査

リフォーム会社を決めて依頼すると、まずは現在の和室を現地調査されます。実際にサイズを測ることが出来るので、図面は無くても問題ありません。

2.(プラン決め・内装材選び)

依頼内容を確認しながら打ち合わせを行います。単純に和室を洋室にするだけのリフォームなのか、間仕切り壁を無くして他の部屋と繋げた洋室にするのか、収納は押し入れからクローゼットにするのか、壁はリフォームするのかなど、リフォームのプラン内容を決めます。また、洋室にする際のフローリングの種類など内装材を決めます。

3.見積もり確認・

決定したプランと内装材から、リフォーム会社が見積りを提出します。見積りを確認して、問題が無ければ、リフォーム工事の契約を交わします。リフォーム会社は、資材と大工さんを手配します。

ここまでに、約1~2週間かかります。プランや内装材決めに時間がかかったり、リフォーム会社数社に見積をとって比較したりする場合は、さらに時間がかかる場合もあります。

■和室から洋室への工事(約3~7日間)

工事前日までに:家具の移動

工事が始まる前に、和室内や玄関(もしくは窓)から和室までの搬入経路となる部分に置いてある家具を安全な部屋に移動しておきます。大きくて自分たちでは移動できないものは、業者さんに移動してもらうか、養生してもらえるように事前にリフォーム会社にお願いしておきましょう。

工事1日目:養生・解体・撤去

搬入経路となる床や廊下、ドアなどの傷や汚れ防止のために養生を行います。そのうえで、畳や襖、障子の撤去、プランによっては壁や押し入れの解体や撤去を行います。

工事2日目:大工工事 (2~5日間かかる場合もあり)

和室の畳と、洋室のフローリング材は厚みが違うため、畳を撤去した床に直接フローリングを張ると他の部屋と段差が出来てしまいます。そのため、厚みの差を埋めるための床の下地作りを大工さんが行います。また、壁の移設やクローゼットを作るなど間取りが変わる場合や、砂壁をクロス仕上げにする場合などは大工工事の日数が2日以上かかります。

工事3日目:フローリング張り

洋室の下地が出来たら、フローリング材を張り、洋室に仕上げていきます。畳をフローリングの床にリフォームするだけであれば、最短2日~3日程で完了します。

工事4日目:内装工事・電気工事・クリーニング 引き渡し

壁を移設したり、砂壁からクロス仕上げにしたりする場合は、壁や天井の工事も必要となるので、コンセントの移設や照明器具の交換を行います。工事が全て終わった後に、清掃をして施主立ち合いのもと最終確認を行い、引き渡しとなります。

2. 和室を洋室にリフォームする時の注意点

ここからは、和室を洋室にリフォームするうえでの注意点をご紹介したいと思います。前もって注意点を確認して、確実に洋室へのリフォームを進めていきましょう。

■マンションの規約と申請に注意!

分譲マンションの方が和室を洋室にリフォームする場合は、マンションの規約と申請のタイミングに注意する必要があります。

マンションによっては、防音性能を守るために、使用できるフローリング材に『遮音等級(L-40、L-45など)』の指定があります。フローリング材の指定があるか、ある場合は使いたいフローリング材が、マンションの規約内かどうか、確認しながら選びましょう。

また、工事中の音が発生したり、資材の搬入などでエレベーターを使用したりするような大工工事が伴うリフォームの場合は、基本的に管理組合への工事申請が必要となります。管理組合によっては、申請の承認が下りるまでに時間がかかったり、着工の2週間~1か月前に申請しなければいけないというルールがあったりします。プラン決めや契約がスムーズに進んでも、マンションの申請が下りなければ工事に入ることが出来ないので、前もって申請のタイミングを確認したうえで、リフォーム会社との打ち合わせを進めていきましょう。

■洋室の見栄えにどこまでこだわるかを検討しよう!

和室を洋室にリフォームする場合には、どの範囲までリフォームを行うか、見栄えなども意識して検討しておく必要があります。

特に築年数の古い戸建てであれば、洋室と和室では造りが大きく違うのが一般的です。例えば、和室は真壁といって柱が見える造りになっているのに対し、洋室は大壁といって柱の見えない平らな壁で仕上げます。また、和室は天井が板張りになっていたり、扉には障子や襖が使われていたり、押し入れや床の間がある和室もあります。そのため、床だけを畳からフローリングに張り替えても、壁の柱や天井など、目に入る部分に和室感が残ってしまい、オシャレさに欠けると感じたり、インテリアコーディネートしづらいと感じたりすることがあります。

和室らしい造りや内装材をどこまでリフォームするか、完成時の見た目も意識して範囲を決めましょう。

もちろん、畳をフローリングに替えるだけであれば、工事費を安く抑え、工事期間も短くてすむというメリットがあります。和洋折衷なインテリアを楽しむことも出来るので、ライフスタイルや好みのインテリアスタイルに合わせて検討しましょう。

3. まとめ

生活の洋式化が進み、和室の無い家が増えています。築年数が古いマンションや戸建てでも、リフォームによって和室を洋室に替えることが可能です。畳がある和室をフローリングの洋室にリフォームする場合、リフォーム会社に依頼して契約までに約1~2週間、工事を開始して完了・引き渡しまでに、約3~7日間かかります。マンションの場合は、工事申請のタイミングや床材の指定があるマンションもあるので、規約を確認したうえで進めましょう。また、築古の戸建てでは和室の造りゆえに床の張り替えだけでは和室感が残ってしまうかもしれません。完成時の見栄えや予算、工事期間も意識したうえで、どこまでリフォームするかを検討しましょう。

ライフスタイルに合わせたり、バリアフリーにしたりするために、和室を洋室にリフォームして快適な家にしましょう!

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