マイホームを建てたいと思っても、理想をカタチにするには、現実的な計画やそれに沿って行動することが必要です。考えることや話し合うこと、決めることが沢山あるので、時間もかかりますが、スケジュールをしっかり把握しておけば、不必要に時間を奪われることがありません。

新築を建ててマイホームでの理想の暮らしが出来るようになるまでには、どんなことを行う必要があるのでしょうか?目安となる期間や時間をかけるべきポイントとともに、家を建てるまでの流れをご紹介したいと思います。

■家づくりのスケジュール

マイホームを手に入れるまでのスケジュールを把握して、どんな準備が必要なのか、どんな点に注意しておくべきかを確認しておきましょう。

1.住み始めたい日を決める

家が建ったから住み始めるのではなく、まずは大まかに新居での生活を始めたい時期を決めましょう。例えば、子どもの入園式・入学式の前までにとか、夏休み中に引っ越せるようにとか、仕事の繁忙期を避けられる月に、など時期を決めます。そこから逆算して、スケジュールを決めていけば、いつから家づくりを始めるべきかが分かってきます。

2.マネープランを立てる

早い段階で、家づくりに充てる予算を決めましょう。新築時に使える補助金や助成金、県市町村が取り組んでいる設備のリース(コンポストや雨水タンクなど)なども忘れずにチェックして活用しましょう。予算を早めに決めておくことで、家づくりの方向性や暮らしのサイズ感を見極めながら進めていくことが出来ます。また、希望が増えすぎて予算オーバーになるのを防ぎ、ハウスメーカー等からの過度な提案も断りやすくなります。

予算に関しては、プランニングが進むにつれ、あれもこれもと欲張ったり、これぐらいは追加しても大丈夫だろうと思ったりせずに、初めに決めた予算を守り現実的な見方をするように常に意識しておきましょう。また、住宅ローンを利用する場合は、金融機関への相談を行い、借入可能額を確認して、返済プランもたてましょう。必要であれば、返済プランに合わせて、住み始めたい時期を再検討することも重要です。

家は暮らし、人生に密着しているので、家づくりのタイミングで、新築の予算だけではなく、暮らし始めてからのランニングコストやリフォーム・メンテナンスコストといった家にかかるお金や、人生におけるライフイベントに沿ったマネープランもセットで立てることで、どの時期にお金がかかりそうか、それに合わせていつリフォームを行うかが分かってきます。ライフプランに沿ったマネープランが立てられれば、何年・何歳まで安全に快適に暮らせる品質で耐久性のある建材や設備機器を選ぶ、など今後を見越した家づくりをするうえでも役立ちます。

3.理想の暮らしを考えてプランを立てる

建物としての理想の家ではなく、そこに住む自分がどんな暮らしをしたいか、ということをベースに暮らし方を考えてみましょう。誰とどこに住みたいのか、どんな一日や休日を過ごしたいのか、買い物の頻度や来客の頻度、掃除や片付けの好き嫌い、家具や服やモノの量など、今の状況と比較しながら理想の暮らしを具体化することで、家に求めること、必要なものが見えてきます。家族やパートナーとじっくり話し合うことも重要なので、時間をとりわけて語り合いましょう。

ハウスメーカーや工務店の担当者に聞かれた時に、理想の暮らしが語れるぐらいに前もって整理しておきましょう。デザインや機能、設備など情報収集をして選別しておくこと、こだわりたい優先順位を決めておくことは役立ちます。

★1~3までのスケージュールは、1~3か月程が目安ですが、家づくりのベースとなる部分なのでじっくり、しっかりと時間をかけて行いましょう。

4.新築を依頼する専門家を決める

工務店やハウスメーカー、設計事務所などから、新築を依頼する専門家を決めます。土地探しのために不動産会社にも依頼する必要があるかもしれません。依頼する会社は家の完成までチームとして共に働く仲間になります。ホームページや口コミを確認したり、資料請求をしたり、実際に話を聞いたりして慎重に選びましょう。

話しやすい、希望が伝わりやすいなど担当者との相性も重要です。会社そのものの良し悪しを見極めることも大事ですが、ほしい暮らしを実現できる専門家、チームメンバーになれるかどうかも考えながら依頼する会社を決めましょう。

5.依頼して打ち合わせを重ねる

依頼する会社が決まれば、前もって準備していた理想の暮らしを伝えます。間取りまで決めて伝えることも出来ますが、家を建てることには建築基準法に関わる部分や構造面など専門的な分野が多いので、まずは理想の暮らしを出来るだけ細かく伝えることを意識しましょう。そして、プランをいくつか提案してもらうことで、選択肢が広がったり、方向性が見えてきたりします。

家づくりは1度の打ち合わせで決まるようなことではありません。数か月にわたって、毎週のように打ち合わせを重ねるというケースもあります。しかし、重要な作業なので時間をかけて納得がいくまで打ち合わせを行いましょう。

6.プランと見積りに納得したら契約する

プランが決まれば見積りが出ます。見積りが予算内に収まっているかを確認し、必要な調整を行った後に、納得したうえで契約を行います。住宅ローンを使う場合は、金融機関への申請も行います。

ハウスメーカーが建てる、ある程度システム化されている場合は特に、契約後に設備や内装材(クロスのデザインやフローリングの色など)を細かく決めていくのが一般的です。選ぶものによっては、オプションになり追加費用がかかることもあるので、予算を常に意識しておきましょう。

★4~6までのスケージュールは、3~6か月程が目安です。

7.着工

工程表(工事の予定表)に沿って工事が始まります。工事が始まれば一気にマイホームがカタチになってきます。足を運んで、工事の様子や進み具合を確認することも出来ます。気になる点があれば、担当者に連絡をとりましょう。

★工事期間は一般的に5~8か月程が目安ですが、規模や工法によってはさらに時間がかかります。

8.竣工・引き渡し

工事が終わると、施主検査や完了検査を経て引き渡しとなります。

気になることがあっても早く住みたいから、ちょっとしたことは目をつぶる、ということが無いようにしましょう。しっかり確認し、気になることがあればすぐに伝え、必要な手直しは行ったうえで入居することが大切です。

引き渡し後に引っ越しや家具の購入・搬入、住所変更、学校や会社の手続きなど、行わなければいけないことも沢山あります。新しい慣れていない環境ゆえに時間がかかることもあります。その分の日数も余裕をもって確保しておきましょう。

★1か月程が目安です。

上記の1~8のスケージュールで家づくりを行うと、1年半から2年程かかるのが一般的です。

まとめ

マイホームを建てるには、やるべきこと、決めるべきことが多く、少なくとも1年半以上かかります。予算決めや理想の暮らしを考えること、依頼する専門家を決めることなどは特に、慎重に時間をかけて行いましょう。家づくりのマイスケージュールを書き出して、スケジュールに沿って進めていくことで、時間を有効に活用することが出来ます。時間が足りなくて、焦ってしまったために後悔の残るマイホームになった、というようなことが起こらないように、余裕をもった準備が大切です。 理想の暮らしを手に入れるため、時間をかけるべき点を見極めながら楽

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