家で過ごすことが増えた近年のライフスタイルの変化に対応して、自分時間を大切にしている方が増えています。これは、家の間取りにも反映されており、リノベーションで自分スペースを作る方は少なくありません。
自分らしくいられるように、また自分を大切にして過ごすために役立つ『自分スペース』とはどんな空間なのか、自分時間を充実したものにするうえで、どのようにリノベーションすると良いのか、ポイントをご紹介したいと思います。
1.自分時間を大切にしている人には自分スペースがある!?
自分時間を大切にする人にとって、家族やパートナーと暮らしていく家の中にも自分の居場所や空間を持っていることは大事です。家の中での自分スペースとはどんな空間のことを指すのでしょうか?自分スペースの事例をいくつかご紹介したいと思います。
■自分スペースとは?
家の中に、個室や半個室で、自分だけのプライベートの時間を確保したり楽しんだりするスペースのことを自分スペースと言います。人によって、自分スペースが必要となる時間や用途は様々ですが、下記のスペースが自分スペースとして人気です。
●趣味スペース(オンラインゲーム・動画鑑賞・音楽鑑賞・演奏・料理・読書・モノづくりなど)
自分スペースとして特に人気なのが趣味を楽しみ没頭出来るスペースです。動画や音楽、演奏を楽しむために、防音室にしたり、様々な工具を揃え、モノづくりを楽しむ作業場を設けたりしています。
●プレイスペース(遊び・スポーツ・キッズスペースなど)
趣味スペースの中でも体を動かすことに特化したスペースにしている方もいらっしゃいます。例えば、ミニバスケットコートやボルダリングなどのスポーツ空間を設けたり、幼い子どもたちが自由に遊ぶことに特化した空間だったり、ペットが遊ぶスペースで自分ものんびりできるようにしているという方もいらっしゃいます。
また、ヨガやピラティス、瞑想のための空間を自分スペースとして取り分けている方も増えています。
●ワークスペース(書斎・在宅ワーク・勉強など)
感染症対策や働き方改革によって在宅ワークやリモート授業が増え、仕事や勉強などに集中しやすい空間が必要になった方は少なくありません。好きな仕事を自分のペースで、自分らしく行ったり、日常の暮らしとのメリハリをつけたりするためにも、ワークスペースを大切に、自分好みの空間に仕上げているという方が増えています。
その他、昼寝スペース(睡眠スペース)も、家族やパートナーそれぞれ設けて、自分だけの空間として大事にしている方も少なくありません。
■家のどこに自分スペースを作る?
自分スペースは、読書や昼寝が出来るような1畳程のスペースから、作業やスポーツなど体を動かすための6畳程の広さまで、用途によって広さは様々です。家の中の限られた空間の中でも、プライベートを守れるような個室や半個室のスペースを取り分けるうえで、下記の場所が人気です。
●LDK内:家族やパートナーの気配を感じながら自分時間も楽しみたい方に人気なのがLDK内の自分スペースです。間仕切り壁に内窓を設けてゆるく仕切ったワークスペースや、小上がりの畳空間、おこもり感が人気のヌックなど、1~3畳ほどの小スペースで自分スペースを作ることが出来ます。
●窓際:日当たりの良い場所も居心地の良い空間として自分スペースに最適です。窓際にベンチを設けたり、出窓部分を活用したりして、読書や在宅ワークを楽しむ方が増えています。
●階段下:階段下のデッドスペースを有効活用して自分スペースを作ることも出来ます。趣味によっては、秘密基地のような雰囲気もピッタリで、階段の段差を活かしてカウンターや収納を設けてディスプレイを楽しむことも出来ます。
●ウォークインクローゼット内:寝室に繋がるウォークインクローゼット内の一角にデスクやカウンターを設けて自分スペースにする方もいます。洋服やバッグなど自分のためのものに囲まれたクローゼット内は、より自分らしいスペースを実感できます。
●階段の踊り場:2階建て以上の戸建てであれば、階段の踊り場を活用することも出来ます。踊り場がある階段の天井は一般的に吹き抜けになっているため、スペースとしては狭くても開放感が感じられます。
●ロフト・屋根裏:趣味部屋やキッズスペースとして人気なのがロフトや屋根裏のスペースです。どちらも高い位置にあるため、室内にいる家族の目線が気にならずプライベートが守られながらも、自分は家族の様子を伺うことができて安心感のある空間になります。
2.自分時間が大好きになる自分スペースの作り方
自分時間を大切にするためには、単純にスペースがあるだけでは十分ではないかもしれません。自分時間をより充実したものにするうえで、どのようにリノベーションすると良いのか、自分スペースの作り方のポイントをご紹介したいと思います。
■心身ともに癒される素材を採用
他の個室と比較して狭くなりがちな自分スペースだからこそ、空気や換気を良くして心身ともに癒される空間にすべきです。その点で、自然素材で仕上げたり、デザイン性にこだわったりするのは効果的です。
無垢フローリングや珪藻土の壁など、温かさを演出し、肌触りが良く、体にも優しい自然素材を取り入れることで、心地よい空間になります。個室ではない場合でも、ベンチやカウンター材を無垢材にすることで、使いこんでいくことによる経年変化を楽しみ、自分だけのオリジナルな味わいのある家具、愛着のわく空間になります。
また、自分らしさを感じられるようなデザインや元気が出るようなデザインの壁紙や家具を選ぶことも、お気に入りの空間にするうえで役立ちます。リビングの一角などでも、クロスを変えてアクセントクロスにすることで、間仕切り壁が無くても自分スペースとして、ゆるく区切ることも出来ます。
■居心地の良いサイズ感&明るさにこだわる
同じ用途で使う自分スペースでも、人によって居心地の良いサイズ(広さ)は異なります。例えば、日の当たる開放的な空間で読書を楽しみたい方もいれば、1畳程のおこもり感がある空間の方が読書に集中出来て良いと感じる方もいらっしゃいます。
そのため、自分スペースを作る際には、自分にとって居心地の良いサイズ感にこだわりましょう。広さだけではなく、天井の高さや、空間の明るさも意識することで、より居心地の良さがアップします。
同じ空間でも、仕事や勉強のように十分な明るさが必要な時と、少し暗くしてのんびり休憩する時など、明るさが時間や用途によって変わる可能性がある場合は、メインの照明と間接照明の2つ以上を設けたり、調光機能を設けたりして、明るさを調整できるようにしておくことも大切です。
3. まとめ
近年、ライフスタイルが変化している中で、自分の時間をより大切にしている方が増えています。そのため、自分スペースを設けるリノベーションを行う方も少なくありません。趣味やスポーツ、在宅ワークや勉強など、プライベートな時間を楽しんだり、集中したりできるように設ける自分スペースは、自分らしくいられる場所になります。自分スペースは、家族の気配を感じられるLDK内に設けたり、デッドスペースを活用して階段下や屋根裏に設けたり、おこもり感があるような場所に設けたりすることも出来ます。自分のためのスペースなので、素材やサイズ、明るさにこだわって作ることが大切です。
自分時間を大切に、もっと自分時間が大好きになるような自分スペースを、リノベーションで手に入れましょう!

