現在生活している家についてリフォームの必要性が感じられるようになった時は、気になっている点はもとより住み慣れている家の隅々に至るまで見渡し、長い目で見てこれからに考えてみる事が必要です。

大切なのは単独で進めていくのではなく、家で生活をしている家族全員と共同で進めていく事であり、各々から寄せられる家について気になっている事を聞き取りつつ、ノートなどにメモしていきます。

準備段階におけるノートに書き出すという行為では最初の段階から上手に纏め上げる必要は無く、各々が有する意見を聞き漏らさずにメモして洗い出すようにしましょう。

そのため、毎日の生活の中で不満に感じている事柄を些細な事でも具体的に挙げていくようにする事がポイントになるので、浴室が換気されにくくて掃除を徹底してもカビが発生しやすいという悩みや、キッチンが寒くて暗いといった事なども全て書き記していきます。

他にも毎日の暮らしの中で困った経験は無いものの、リフォームを行うのであれば工事をしてほしいと感じる事も挙げていくと良いので、高齢の両親が一緒に生活をしているのならバリアフリー化にしてあげたり、小さな子供の健康を考慮し有害物質が生じない素材を使用するといった事もメモしていくと良いです。

また、リフォームにおいて設備機器というのはコストに直接的に関係するポイントなので、希望が既に明瞭になっている物についてはリストアップしておくと予算が立てやすいです。

具体的にはオール電化タイプのキッチンシステムにしたり、浴室の浴槽をジャグジーバスにするといった事が挙げられるので予算を明瞭化するためにも少しでも気になっているのなら書き出しておきましょう。

同じく今現在としては取り分けて不満を感じる要素にはなっていないものの、近いうちに交換時期またはメンテナンスを行う時期が近づいてきている箇所についてもしっかりと確認しておきます。

一度に纏めて施工を行ってしまった方が割安になる事例は多いので、交換やメンテナンスを行う時期としては少し早すぎると感じられる場合でもメモしておく事がポイントです。

中でも水回りは住宅の中でも経年変化が起こりやすい時期ですし、住み続けていく上で交換しなければならない点でもあるのでキッチンやバスルーム、洗面台やトイレなどは重点的に確認しましょう。

さらに、リフォームは室内に限らず屋外も対象になるの屋根や外壁の状態についてもよく確認しておき、屋根から雨漏りが感じられたり外壁に色あせやひび割れが起こっているのならリストに入れておきます。

そして、工事を行った後の自宅での生活が快適であり続けるためには自宅や家族の将来に関しても目を向けて考える必要があるので、5年や10年が経過した頃の家族構成について考えつつライフスタイルについても思慮しましょう。

もちろん、5年や10年が経過した頃には生活をしている家族の身体の能力や様子に関しても変化が生じている可能性が高いので、しっかりと将来について想像し将来も快適な住宅にします。

思いつくままに書き記したメモには要望のレベルに応じて分類分けを行っていき、それぞれにレベルを付け終えたら優先順位が高い方から順に並べ替えます。

優先順位を高い順に並べ替えたメモは、業者との間で打ち合わせを行う場合にれっきとした資料になりやり取りが円滑に行えるようになる上に、業者側も施主が求めている事について理解しやすくなるので、プロの目からプランが立てやすくなります。

リフォームに関する要望の整理が完了したら実現に向けて間取り図や設備の情報などの情報収集に努め、紙面などで得た情報を補填するためにもショールームに出かけてみるのも良い方法です。

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